2012年10月3日水曜日

ブラジル

2014年 ワールドカップ開催
2016年 オリンピック開催

そう、ブラジル
ブラジルは新興国の中でも特に注目されているBRICsの一国であり、
世界金融危機の影響も比較的少なく、高成長を維持している国です。

日本企業が新たな海外進出先としてブラジルを考えるなどして有名ですが、
ブラジルとは一体どのような国なのでしょうか?

公用語はポルトガル語で首都はブラジリア
ここでよくリオデジャネイロと間違われることが多いですが、
ポルトガルから独立した当初はリオデジャネイロに首都を置いていたのですが、
ブラジリアを含む内陸部の都市と沿岸部の都市の格差が目立つようになって遷都が考えられ、
1960年に首都がブラジリアに移されたのです。

ブラジル最大の都市は南東部の沿岸のサンパウロ
ここの日系人の70%が居住し、南アメリカの経済と流通の中心地として栄えています。

そしてみなさんがブラジルと聞いて必ずや思い出すであろうサンバやカーニバル発祥の地リオデジャネイロ。最大の湾岸都市でもあります。
ここはコパカバーナイパネマなどの世界でも有名なビーチがある、世界三大美港としても有名な都市ですね。
そしてさきほども言ったように元首都です。

さて、このブラジル(正式名称:ブラジル連邦共和国)はポルトガルから独立した直後から
「老いた母の代わりに金持ちの継母を得た」と揶揄されるほどに
イギリスから莫大な投資を得て、急成長したのですが、
今日にいたるまで、順風満帆にきたというわけではありません。

1950年代に、日本から自動車、重工業、金融、家電などさまざまな分野でのブラジル進出が相次ぎました。有名どころで具体的な社名をあげると、トヨタ自動車、東京海上日動、東芝、コマツなどです。

しかし、1980年代には1000%以上のインフレが起こり、
それが90年代前半には2500%超のハイパーインフレにまで深刻化しました。
このころは紙幣が紙切れ同然のため、枚数を数えるよりも重さをはかって換算していたそうです・・・
(風刺画でみる、子供たちが紙幣の束を積み木のようにして遊んだり、パンを買いに行くのにリアカーに紙幣を積んで運んで行く といった光景もきっとおこっていたのでしょう・・・)

当時の通貨クルゼイロを2兆7500億分の1に切り下げるデノミを行い、
1994年には新通貨レアルで、ドル・ベック制を導入することによって、やっと約15年間にもわたって
ブラジル政府を苦しめてきたハイパーインフレを封じ込めました。

しかし、喜びも束の間、1999年にブラジル通貨危機が起こり、国家は破綻寸前まで行きました。
このときはIMFとアメリカ政府による緊急融資で、破綻を回避。
その後は様々な政策を相次いで行い、2007年にはIMFへの債務を完済するまでに回復。

現在では新興国のリーダー群、BRICsの一員になるまでになっています。
2011年にはGDPで世界6位になるまでになりました。

そして日本企業は再びブラジルに目を向けてきています。
しかし、ブラジル法に関する情報が少ないのが現状である。

そこで当社ではブラジル進出を考えている企業のためにセミナーを企画しました。
ぜひ、ご参加ください。

10月23日 13:00~16:00 講師:角田太郎先生、福家靖成先生
            ブラジル進出・M&A法務の留意点
       ~関連法分野に関する基礎知識から、ブラジルにおける
                        法務DDの実務上の留意点まで~


                       http://www.kinyu.co.jp/cgi-bin/seminar/242021om.html

1.ブラジルの法体系
  
2.外資規制の概要

3.進出形態毎の留意点

4.ブラジルにおける会社形態と選択のポイント

5.その他知っておくべきブラジル法のポイント
(労働法、倒産法、独占禁止法、消費者保護法、知的財産、
環境、不動産関連法制等)

6.ブラジルにおける法務デューディリジェンスのポイント




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