2013年4月10日水曜日

不動産私募SPC

ファンドや再開発などのために広く利用されているものとはなんでしょう??

答えは・・・・

特別目的会社(SPC、Special Purpose Company)!!!

ケイマン諸島
金融機関や事業会社などが資産の流動化や証券化を利用する目的で設立する会社のことで、事業内容の変更が制限されていましたね。
設立も日本国内に限らず、タックスヘイブン地であるケイマンやバージン諸島にも多く建てられています。

もともと事業目的が営利追求ではなく資産保有のための会社なので、倒産したり、多額の法人税を取られていては全く意味がありません。そのため、一定の条件を満たせばSPCには多額の課税がされないような仕組みになっています。

ケイマン諸島、実はカメが有名
不動産会社のSPCは、不動産等の保有者から不動産を譲り受けて、資産担保証券や株式、再検討を発行する会社です。
例えば、資産の証券化させる場合、まず資産をその時点で所有している企業や個人から分離させてSPCを設立し、所有者はその資産をSPCに売却します。
次にSPCは譲渡された資産を裏付けとして証券を発行し、その証券を機関投資家や個人投資家に販売。証券の利回りは資産の運用収入、賃料収入等から支払われます。元本は資産(不動産)です。


これをやるメリットとしては、金融機関経由の資金調達に比べてコストが低下することや、登録制から届出制へ変更され、組織・資本の面で株式会社を設立する場合よりも簡素化されたこと、税制の面でも通常の法人より簡素化されていることにあります。

さて、このブログの最初でもちらっと言いましたが、SPCとしての特典を利用するためには一定の条件を満たしている必要があります。
みなさんはその条件をしっかりと把握できていますか??

SPCがどんなものかしっかりと理解できていますか?

当社では、不動産私募SPCに関わる税務と最近の重要な法改正のすべてを解説するセミナーを企画しました。

みなさん、どうぞご参加ください。

4月18日(木)午後1時30分~午後4時30分
不動産私募SPCに関わる税務と最近の重要な法改正のすべて
講師:手塚 誠先生、林 達男(はやしたつお)氏
http://www.kinyu.co.jp/cgi-bin/seminar/250723om.html




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