2013年3月7日木曜日

医療機関ビジネス

世界最速。

日本人はよく「世界最大」、「世界初」、「世界最速」、「限定」などの売り言葉に弱いと言われています。

しかし、この世界最速ということばは使われる文によっては良い意味でないこともあります。
その一つが「日本が世界最速で超高齢社会に突入」という事実。

超高齢社会とは5人に1人が65歳という社会です。

高齢者層の医療費をどうするかはここ何年かで日本が抱える最重要問題の一つになりましたね。

国民皆保険をはじめとした医療システムは、過去に感染症の激減や平均寿命の向上など多くのプラスの面をもたらしてきますが、今ではそれを支える医療機関の経営、医療費の財源問題など負の面もあらわになってきました。

最近では医療崩壊をいいことに、治療費の負担がない生活保護者ばかりを集めて、過度に治療、不正請求を行うなど道徳に反した病院ビジネスも横行してきました。
(生活保護者の医療費は国・自治体が負担することになっているのです。)
高齢者がターゲットのラクラクホンも今や一大市場です
高齢化を逆手に取った悪徳なビジネスも増えてきています。寝たきりの高齢者をターゲットに絞って、国の特定の医療制度の欠点をついたビジネスを看護側、医師、アパート経営側がタイアップして行っている事例もあります。

高齢者といえば・・・(すいません、少し脇道にそれますが・・・)
最近の病院食や介護食、高齢者をターゲットとした宅配サービスも大いに進化し、最近では個々の状況に合わせて噛みやすさの調整やより栄養価の高い有機食材を使った食事の開発も進んでいます。個人の好みに合わせられるように味も様々なバリエーションが増え、おしるこなど高齢者層が好みそうなデザート系の研究開発も進んでいるのですよ!
食の面だけでなく、骨伝導と呼ばれる骨の振動によって何をしゃべっているか判定する機械など技術面でも大きな進歩があり、良い意味でも悪い意味でも高齢者を対象としたビジネスは活性化してきています。

さて、話を医療機関ビジネスに戻して、超高齢社会に入り、医療機関を取り巻く環境も大きく変化したことで、医療機関を巡るビジネスチャンスも変わってきています。
医療機関の財政難が叫ばれる中で、事業再生、経営のポイントとはなんでしょうか?

当社では、法的側面や財務に特化した観点とは異なる、医療機関事業を再生するという観点からの事例と考え方を解説するセミナーを企画しました。
講師は100カ所以上のクリニック新規開業支援、50カ所以上の病院・介護施設コンサルティング経験を生かして現在㈱メディヴァでコンサルティング事業部長をしている小松 大介先生にお願いしました。

興味のある方はどうぞお気軽にご参加ください!

医療機関を巡るビジネスチャンス~医療機関の事業再生、経営のポイントと、事業譲渡・M&A~
3月19日(火)午後2時30分~午後5時30分
講師:小松大介先生

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