2013年1月11日金曜日

2013成人式

今週末は今年初の3連休、2013年の10の3連休のうちの1回目ですね。

来週月曜日がなんの休みかと言えば・・・・成人式
今年、みなさんの身の回りで成人式を迎える方はいますでしょうか?

成人式を迎える人は元は前の年の成人式の翌日からその年の成人式の日までに成人になる人を祝っていたのですが、早生まれの人への考慮や時代の変化から
現在は年度内に成人になる人を祝うようになりました。

この成人式、敗戦直後の1946年に埼玉県の一自治体が元気がなかった日本の未来を担う青年たちを元気づけようと、励まそうと「青年祭」を開催したのがきっかけで、
その影響を国が受け、1948年の祝日法制定の時に1月15日を「成人の日」と定めたことから始まりました。

2000年からはパッピーマンデー法と呼ばれる祝日法改正によって1月の第二月曜日に行われるようになりました。

最近は、暴れだす若者がニュースで取り上げられたり、成人式での逮捕劇ばかりが取り上げられますが、
この成人式は振袖や紋付き袴など普段は着ない単価の高い着物、着付けや化粧、ヘアメイクが必須になることから着物業界やヘアメイク業界の最大の稼ぎ時と言われています。
成人式付近は美容院や写真屋さんなどの予約が取れづらかったりしていますよね。

中学や高校の同窓会などが行われることも多いですね。
最近の傾向では、同窓会や成人式の出席率を上げるために、地方では成人式をあえてお盆など帰省時期に合わせるところも増えてきましたね。

さて、この成人式、文化人類学や民俗学では通過儀礼と呼ばれるもので、大人になったことの証明なのですが、世界ではどうなのでしょう?

基本的に日本のような盛大な式典は行われていないそうです。
(お隣の韓国では5月の第3月曜日が成人式と定められていますが、日本ほどの規模ではないそうです。)

正確には、盛大な式典が行われていないというよりも・・・・そんな式典がないもしくは平和的な式典が行われていないと言う方が正解かもしれません。


有名な例だとドイツ、メキシコやマサイ族、パプアニューギニアやバヌアツ共和国には通過儀礼があるのですが、

ドイツは14歳の時にキリスト教徒が成人になるための儀式を教会に受けに行くもので、憲法的には成人だと認められる、つまり国民の権利を得られるのは18歳です。

あとの例にあげた4つの国は全て、大人になったことを証明するために体を張らなければいけません

その方法とは・・・・・足首に木のツルを巻きつけて30mのバンジージャンプ、高い木に逆さづりで13回回される、サバンナに一人で入り、百獣の王ライオンを仕留める、サメを一人で捕まえる・・などなど・・・
日本で成人式を迎えれて良かったですよね・・・・

今年日本で成人式を迎える方、身の回りに成人式を迎える方がいる方、おめでとうございます。








2013年1月10日木曜日

中国事業の再編・清算・撤退Ⅱ

さて、昨日のブログでちらっと紹介した中国事業の再編・清算・撤退のお話。

今日は紛争事例が最も多いとされる中外合弁企業の再編・撤退から見てみましょう。

まず、合弁企業が日中双方が出資し、法人格があり、有限公司として設立されるってのはまだ覚えてますよね?

この合弁で起こりがちなのが以下のケース
・日本側は利益を内部留保に回し、将来の事業拡大に使いたいと思っているが中国側は配当に回すように要求
・中国側は最新の技術の移転を要求する一方で、当該技術をグループ会社内の別企業に教え、競合製品を製造・販売させている
・日本側は高価格・高技術製品にまとめたいが、中国側は販売量を重視する低価格・汎用品にかためたい

これよりもさらに深刻な問題が起こる可能性も多々あります。
・合弁会社の工場土地使用権は、中国側名義のまま工場建物が登記されていない
・一部商品は、当局からの製造許可が得られていない
・中国側から派遣されてきた総経理が不正な利得行為を行っていると噂されている。
・工場の安全・環境認可手続きが得られていない

これらのようなケースに対応するためにはどうしたらよいのでしょうか?

合弁企業から撤退するために持分譲渡や解散・清算を行うのでしょうか?またまた紛争に突入させて仲裁で解決すればいいのでしょうか?
日本側による支配権の強化という方法もあります。

ビジネスに対する考え方の違いならば中国側からの持分譲渡を行い、合弁会社の独資会社化
または日本側出費比率の引き上げ が考えられますね。
一方配当に対する考えの違いなら合弁会社の合作会社化 が考えられますね。

その詳しい方法は・・・・・気になる方は類似のセミナーにご参加ください!
(ブログの内容紹介だけでは、真髄まで伝えられないのです!)
http://www.kinyu.co.jp/seminar.html

今日は最後に裁判と仲裁を比較して終わりましょう。
まず、裁判ではなく仲裁を行うメリットですが、
手続きや判断が柔軟であり、秘密性を確保できること、自国企業保護の懸念のある地方の裁判所を回避できること、専門家によって判断されること、上訴がないため短期間で終わること
が挙げられます。しかし、コストがかかるといったデメリットももちろん存在します。

裁判において、条約などによって相互に執行可能とされている国では他国の判決についても執行可能ですが、残念ながら日中間は相互保証はなく、執行は不可です。
また中国の人民法院は原則として地方保護主義です。
ですが!!仲裁であればニューヨーク条約の加盟国間では相互に仲裁判断を相手国内においても執行可能とされているので、執行は可です!
仲裁を行う際の場所に案しては紛争解決条項に予め記載されているように実行すればいいですね!
(ちなみに中国で行う場合CIETAC/中国国際経済貿易仲裁委員会、日本で行う場合JCAA/日本商事仲裁協会、第3国で行う場合は香港やシンガポールが選択されることがほとんどですよ!)

今回のブログ内容も2012年12月21日に開催されたセミナー『中国事業における再編・清算・撤退 ~これから中国進出する企業にも役立つ法実務の知識~』を参考にしました。
次回をお楽しみに!

2013年1月9日水曜日

中国事業の再編・清算・撤退

新年早々から新交通規制が厳しすぎると話題の中国。
(もっとも中国は旧正月の方を盛大に祝うのでまだ新年ではないのですが・・・)

新交通規制にはいろいろ盛り込まれているのですが、その中でも特に話題を呼んでいるのが、黄色信号無視で6点減点。
普段車を運転されているだろう皆さんなら ん? と思うと思います。
急いでいたら、黄色信号であれば加速して渡ってしまおうと思いますよね?
そういう状況でおこる事故を防止しようと策定された規制なのですが、黄色信号を無視したら持ち点の半分に当たる6点が一気になくなるなんてたまったもんじゃないですよね・・・・
黄色信号で止まり切れずに交差点内に進入した場合も赤信号違反になるという規制ですから、青信号であろうと運転し慣れない道で信号間の感覚がわからない場合はビクビクしながら運転しなければいけないわけです。
(中国の信号で上に残時間を表示する掲示板が付いているのを見たことがある方がいると思いますが、全ての信号に搭載されているわけではなく、都市部の一部のみです。)

そんな「史上最も厳しい交通規制」に中国国民が黙っているわけでもなく、批判や不満が相次いだことあらわずか1週間で公安がしばらくの間は教育や警告に留めると規制を緩和したわけですが・・・

さて、そんな中国に進出している企業は数えきれないくらいありますが、
中国の法制度・規制の特殊性に加え、社会・経済システムの急激な変化発展、政策・市場・商機の変動、ビジネス感覚のずれなど様々な理由から中国ビジネスを成功させるのは難易度が高いと認識されています。
また、製造拠点として中国をとらえるか消費地として中国をとらえるかでその様態かなり異なることから中国におけるビジネスの再編・清算・撤退が増加してしてきています。

そもそも中国進出する場合、3種類の外商投資企業型に分類されます。
・中外合弁企業
・中外合作企業
・独資企業

中外合弁企業は双方の出資によって成り立ちますが、中国側の個人出資は認められていません。
法人格があり、各出資者が出資比率に応じて損益を分かち合います。
紛争事例が最も多いのがこのケースです。

続いて中外合作企業はこれも双方の出資によって成り立つのですが、法人格の有無が選択でき、かつ利益の配当を出資比率に拘束されずに設定できます。

独資記号はその名前の通り、外国側の出資のみによって成り立ちますが、法人格はありません。

再編・生産・撤退のツールとしては
≪再編≫
・持分分譲
・合併・分割
・増資・減資
≪清算・撤退≫
・持分分譲
・解散・清算
・破産
・減資
があげられます。


・・・・なんだか複雑ですね・・・・
次回の内容紹介記事から数回に分けて中国事業の再編・清算・撤退についてすこし説明していきます。
次回をお楽しみに!

今回のブログの情報は2012年12月21日に開催されたセミナー『中国事業における再編・清算・撤退 ~これから中国進出する企業にも役立つ法実務の知識~』を参考にしました。

2013年1月8日火曜日

仕事始め

みなさん、もう正月休みから心機一転仕事モードに入っているかと思います・・・・

昨日の七日は七草粥の日、みなさんは食べたでしょうか?
七草粥は平安時代に中国から伝わり、当時は米、小豆、ごま等の七穀のお粥がスタンダードでした。
それがセリ、スズナ、ナズナ、スズシロ、トロケノザ、ゴギョウ、ハコベラの春の七草に変わったのは鎌倉時代。「無病息災」を願って毎年一月七日に食べる習慣が根付きました。
(浅草や築地など多くのお寺などでこの日限定で特製の七草粥を配布しているんですよ!)

この七草粥、忘年会シーズンから正月で食べすぎたり、飲みすぎたりで弱っている胃にも優しく、むくみ解消やシミそばかす予防にも聞くなどその効能は高く、リフレッシュ効果もあります。
まだ正月ボケから抜け出せてない方は日にちは過ぎてしまいましたが試してみてはいかがでしょうか? 

さて、いよいよ明けてしまった2013年。
2013年1月1日0時の瞬間には全世界でのツイッターの投稿数が1秒間で3万3388件という新記録を樹立することから始まった今年。(「明けましておめでとう」ツイートの激増がその原因とみられています!)
・・・・・ちなみに1月1日始まった瞬間から復興増税として東日本大震災の復興費用を捻出するための増税が今後25年間所得税に2.1%上乗せされるのが始まったのもこの瞬間なのを忘れてませんよね?(住民税と法人税への上乗せは別期間、別税率ですよー!)

金融関係の仕事をされている方には東京証券取引グループと大阪証券取引所が合併し、日本取引所グループに商号変更したのが今年一発目の一大イベントではないのでしょうか?
(4日には東証一部に上場し、世界3位の規模になりましたね)

1月下旬にはオバマ政権が2期目に入り、2月下旬にはお隣の韓国では初の女性大統領の誕生、さらに3月には中国も新政権の任期に入ります。
4月には東京ディズニーランドが開園30周年を迎え、EUではすでに緩和されていたテロ対策のための液体物機内持ち込み制限が撤廃される予定です。(国ごとで違うようなので、旅行するときはみなさんもう一度確認して下さいね!)
7月にはクロアチアのEU加盟が予定され、9月には東京都が力を入れている2020年夏季オリンピックの開催地が決定します。
年の後半にはアイソン水星の近日点通過や水星が月に隠される水星食が予定されています。

今年もビックイベントが目白押しで立ち止まっている時間はありません!
当社ではすでに通常業務に戻っており、セミナーは明日水曜日から開始です。

1月9日(水)
13:00~16:00 契約業務の実用知識~契約書を交わすうえで最も重要なことを、わかりやすく、実践的に
講師:佐藤孝幸氏http://www.kinyu.co.jp/cgi-bin/seminar/250041om.html
14:00~17:00 米国FCPA新実務ガイドラインと対応~2012年11月14日発Resource Guideとその域外適用、実務影響~
講師:石川耕治氏http://www.kinyu.co.jp/cgi-bin/seminar/250045om.html

1月10日(木)
13:00~16:00 銀行・信金・生命保険・証券 反社会的勢力排除の実践上のポイント解説
講師:石塚智教氏http://www.kinyu.co.jp/cgi-bin/seminar/250051om.html
15:00~18:00 再エネ特措法に基づく電力会社の契約要綱と経済産業省のモデル契約書の実務検討~許認可・各種契約・スキーム・新たな問題点・今後の展望まで~
講師:渡邉雅之氏http://www.kinyu.co.jp/cgi-bin/seminar/250059om.html

1月11日(金)
13:00~16:00 退職者による競業行為や秘密漏洩行為への対応策~企業防衛策と判例~
講師:永野周志氏http://www.kinyu.co.jp/cgi-bin/seminar/250061om.html
13:30~16:30 移転価格グローバルポリシーの作り方~無形資産取引を中心として~
講師:池谷 誠氏http://www.kinyu.co.jp/cgi-bin/seminar/250063om.html
14:30~17:30 プリペイメントリスク管理の高度化~リスク分析の課題と対処方法~
講師:小黒直樹氏http://www.kinyu.co.jp/cgi-bin/seminar/250069om.html



昨日の新年あいさつの記事でも宣言したように、今年も当社は皆さんがレベルアップするのをセミナー開催という形で精いっぱいバックアップします。
明日からセミナーは通常通りの開催となるので、気になるものがありましたら気軽に連絡下さい!
http://www.kinyu.co.jp/seminar.html

2013年1月7日月曜日

2013年


あけましておめでとうございます!

(ってかなり言うの遅いですね・・すいません・・・当社のセミナーは今週水曜日、9日から再開ですよ!)

みなさん、どんな新年を過ごしましたか?

どこかに出かけましたか?

初夢は見ましたか?

そして・・・・・今年何にチャレンジするか決めましたか?

Lasting regrets result from the thing we fail to do, not those we do.

これはコーネル大学のトーマス博士の言葉でみなさんも一度は聞いたことがあるはず・・・

人間は行動した後悔より行動しなかった後悔の方が深く残る

こう日本語に直したら あッ!! と思う人も多いのではないでしょうか?
そうです。大和証券のCMに登場したあのフレーズのことです。

Omnium rerum principia parva sunt.

Possunt quia posse videntur.

Velle est posse.

この3つは私の好きなフレーズで意味はそれぞれ

すべての物事の始まりは小さい
彼らはできると思う故にできる
自発的であることは有能であることだ

という意味になります。

ウォールストリートジャーナル紙が65歳以上の人を対象にした調査によると
人生でやり直すとしたら、何をやり直したいか?
と質問したところ
仕事でもっと冒険する
という答えが最多だったそうです。

みなさん、来年チャレンジしてみたいことは決まっていますか?

仕事上でも、私生活でも、何かしらにチャレンジしてみませんか?

みなさんの仕事上でのステップアップをセミナーという形で経営調査研究会・金融財務研究会は
今年もみなさんをサポートし続けます。

ぜひ一緒にブラッシュ・アップしましょう!

今年もよろしくお願いします。

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