2013年2月1日金曜日

節分 ~豆まきと恵方巻~

今年の節分は2月3日、今週末の日曜日ですね。

節分は元々、季節の切れ目(立春、立夏、立秋、立冬)の前日のことをさす言葉でした。それが一年のはじめとして立春が重要視されることから次第に立春の前日の節分の日がピックアップされるようになったのです。
江戸時代以降では特に、立春の前日の節分を指す言葉になりました。

季節の変わり目は邪気が生じると考えられていたので、それをやっつけるための行事として昔からある伝統行事です。

現在では一般的に炒った豆を使用しますが、昔は米だったり、炭だったりと様々でした。
(近年ではピーナッツやチョコレートを投げたりする場合もあるようですが・・・)
炒った豆を使用するのは、旧年の災厄を負って払い捨てるために撒くのに、万が一撒いた豆から芽が出ては困るという理由です。

本来は家長または年男・年女が撒くのですが、近年では豆と一緒に鬼の仮装も一緒に売られ、父親が鬼に扮して一家で盛り上がる家族行事の一つになってきましたね。
一般的には「福は内、鬼は外」と言いながら豆を撒くのですが、
「鬼」という字が名字や地名に入っている地域、宗教上の理由から
「福は内、鬼も内」というところも少なくないようです。

そして節分のころに食べるものとしてすっかり定着したのが恵方巻。

これの起源は様々な諸説がありますが、
大阪の船場で商売繁盛を祈願する風習として生まれたと言われています。

その風習は明治時代に一度廃れるのですが、大阪の水産系の組合や協会が海苔の販売促進目的で「節分のかぶり寿司」として復活させました。

しかし、戦争~戦後、再度廃れてしまします。

この時もさきほども登場した大阪の水産系の組合が「節分のかぶり寿司」の風習を復活させ海苔の販売促進を目的として売り出します。

1970年代に猛烈なキャンペーンをし、じわじわと勢力を拡大していきました。
それがコンビニの目にとまり、全国展開で売り出したことから
元々近畿地方がメインだったものが一気に全国に広がったのです。

恵方巻が巻き寿司なのは福を巻き込むためで、七福神にちなんで七種類の具材を入れると良いとされています。

さあ、今週の日曜日は豆まきに、恵方巻に大忙しですね!
天気が晴れてくれると嬉しいものです。

あ、みなさん!恵方巻を食べるときは切って食べちゃだめですよ!
必ず切らずに恵方の方角に向かって無言で願い事しながら少しずつ食べて下さい!

では、みなさん、よい週末を!

2013年1月31日木曜日

法律実務用語

さっそくですが、みなさん、以下のa~mの用語の違いわかっていますか?

a.犯す・侵す
b.委託・委任・請負
c.更改・更新
d.解除・解約・取消・撤回
e.許可・認可
f.公告・公示・公表・告示
g.受理・受領
h.所有・保有・保管
i.合意・同意
j.明渡し・受渡し・引渡し
k.遡及・遡求
l.保証・保障
m.保留・留保


どうでしょうか?
同じような意味に見えますか?

仕事をしているとたまに ん?これとあの言葉の違いってなんだっけ? ってなることはありませんか?

英語でも
quit quiet quiteって3つよも全部違いますが、みなさん、意味大丈夫ですよね?
日本語でも
収益と利益、みなすと推定、犯すと侵すなどのように
同じに見えて意味が微妙に違うものも数多く存在します。

さきほどあげた13個の例は行為に関する用語で使い分けが必要なものです。

みなさんの仕事の中で社内外の文章の作成やチェックがあるかと思います。
相手方との交渉の結果が、正確に反省されているか、適切な言葉が使われているかどうか、
一見普通の仕事のように思えますが、言葉が一つ違うだけで自社が万一の時に大きな被害をこうむることになる場合もあります。
同じように思えて、なんとなく使ってしまった言葉が命取りになりかねないのです

http://www.kinyu.co.jp/cgi-bin/seminar/250223om.html
↑↑
このページに挙がっている例でみなさんが、違いがよくわからないものはありましたか?
当社が今回企画したセミナー「企業実務家が理解しておくべき法律実務用語の使い分け」では
所属部署に限らず、普段文書作成に携わる方ならだれしもが知っていて損はない内容になっているので、みなさんぜひ参加してみて下さい!

特に実務的に重要で使用頻度の高い法律実務用語に焦点を絞って、使い分けの観点から解説し、具体的な事例や、法令上の記載事例を検討しながら、整理・確認を行います!

2月5日 13:30~ 講師:高橋均先生
企業実務家が理解しておくべき法律実務用語の使い分け
http://www.kinyu.co.jp/cgi-bin/seminar/250223omom.html

2013年1月30日水曜日

受講者の声

みなさん、当社が開催しているセミナー、
出席してみたいけど不安・・・って方も多いのではないでしょうか?
テーマが興味あるものでもなかなか最後の一歩を踏み出せないってこともあると思います。

しかし、ご安心ください!
当社のセミナーは満足度が高く、わかりやすいと大変好評を頂いています!


 去年の8月のデータなんですが、
なんと!受講者のうち、5割以上が大変良かった大変良かったと良かったを合わせると9割を超える好評をいただいている計算になります!

また、いつもこのブログを読んでいるまたは当社の他のSNSサイトやHPを見ている方は、開催しているセミナーの内容が非常に難しいのではないかと懸念する方も多いかもしれませんが、
当社の講師の方々はみなさん素晴らしく優秀な方なので、どんなに難しいテーマでもわかりやすく解説してもらえます!
おかげさまで、開催しているセミナーで9割以上の方に完全に理解出来たと評価をいただいています。
(講師の先生、いつもありがとうございます!)


さぁ、もう一つ気になる点ありますよね?
セミナー自体に満足出来て、内容も十分に把握できたとしてもそれが実務に役立たなかったら・・・・
そんな心配を必要はありません!
7割の方が十分または十二分に得られたとし、残りの3割が得られたと回答しています。

7割と3割・・・・そうです!
つまり、セミナー受講生全員が受講したセミナーが実務に役立ったと考えているということです!


どうでしょう、少しは当社のセミナーに対する不安が和らいだでしょうか?
当社のこれからの開催予定のセミナーはHPから確認いただけます。

また、当社のFACEBOOKページでは1週間先までのセミナーを毎日更新していますので、こちらもご利用下さい!

2013年1月29日火曜日

アルジェリア

最近何かと注目を浴びているアルジェリア。

邦人が多数イスラム系武装集団に拘束されたことで、メディアをにぎわせ、
残念ながら多数の邦人が亡くなった後は朝日新聞社、報道ステーションなどの報道機関が遺族の実名を明かしたことで更に事件が注目されました。

主犯の人は、密輸男爵・サハラの海賊王の異名を持つと言われたり、犯人の中にカナダ国籍がいたとしてカナダ政府が情報収集に奔走していると情報が出たりと様々な情報が錯誤していますが、
今日はそもそもアルジェリアとはどんな国か? ということを少しお教えしたいと思います。

アルジェリア民主人民共和国というのが正式名称で、首都は北部のアルジェです。
1962年にフランスから独立し、人口は約3500万人、アラビア語、フランス語、ベルベル語が話され、宗教はイスラム教が95%を超えそのほとんどがスンニ派です。

この事件が明るみに出るまでアルジェリアを知らなかったという方も多いと思いますが、
実はフランスの著名ブランド「イブサンローラン」の創設者であるイブサンローランはフランス領時代のアルジェリアの出身であり、世界的な元サッカー選手のジダンはアルジェリア移民2世です。

国土はアフリカ大陸で一番大きく、世界第10位です。しかし、国土の大部分は砂漠で乾燥した平原地帯で、国民の実に9割以上は地中海沿岸の雨量が多く草原が広がっている地域に居住し、その多くが都市に住んでいます。
ユーラシアプレートとアフリカプレートの境目に位置するため、日本と同じく地震国です。

天然ガス・石油・鉄鉱石・リン鉱石などの天然資源が豊富であり、これの輸出によって貿易黒字が増大しています。

日本のいくつかの団体・個人をはじめとして、アルジェリア独立を支援したことから日本とは独立後も良好な関係を築いていました。
一時期は在留邦人が約3500人ほどになるなどアルジェリア進出も盛んでしたが、
その後の経済低迷、更には1990年代に入ると軍とイスラム原理主義の内戦が激化してしまい、古代ローマ時代など7つ存在する世界遺産をメインとする観光業が大打撃を受けてしまいます。
くしくも同じ時期から豊富な天然資源の輸出を柱とする経済成長を続けています。

今回の事件で治安が不安視されていると思いますが、それでも近隣諸国より安定しているため、企業の進出が進んでいます。
日系企業では最近話題の日揮を始め、鹿島、伊藤忠、三菱重工、三井物産などの企業14社が進出し、2011年時点で約950人の邦人が定住しています。

現在は25兆円にも上るインフラ整備計画実施の最中で外国からの投資受け入れにも熱心です。

いかがだったでしょうか?

独立(1962年)よりも前から日本とはつながりが深く、日本によって最も関わりが深いアラブの国っていうのに私は少しばかし驚いたのですが。。。。。

2013年1月28日月曜日

競争法・コンプライアンス

競争法・・・・・というとわからない方もいるかもしれませんが、

独禁法といえば皆さんわかるはず。

日本公正取引委員会によると、競争法とは市場で公正な自由競争がなされることをめざして制定された法律のことだそうです。

海外でも様々な根拠法をもとに似たような競争法が存在します。

例えば、
ドイツ    競争制限禁止法
フランス  価格の自由及び競争(商法典第4部)

イギリスでは対象の行動事に根拠法も異なってきます。
合併の規制は 1973年の公正取引法
物価委員会の廃止は1980年の競争法
反競争的な協定や支配地位の濫用や競争委員会の設置は1998年の競争法
カルテル罪を新設したり、個人への刑事罰を導入したのは2002年の企業法

アメリカもイギリスのように根拠法が一つではなく、
1890年のシャーマン法、1914年のクレイトン法、同じく1914年の連法取引委員会法を根拠法としています。

途上発展国のリーダー的存在で、日系企業の進出も進んでいる中国、インド、ブラジルでは
中国独占禁止法、競争法、競争保護法
という法律が存在します。

このように国によって、名前も形も様々ですが、グローバル化が進み、市場経済の深化によって世界中でその法整備が進んでいます。
(世界各国の競争法の概要を知りたい方は公正取引委員会のHPからみれますよ!)
http://www.jftc.go.jp/

近年、世界各国でカルテル規制の強化や厳罰化が行われ、海外進出する企業によってはその法体制や基準の曖昧さや不透明さは大きな障害となっています。

そこで当社では、特捜検事・公取委員として独禁法違反、特にカルテル事犯の規制に当たってきた神垣清水先生をお呼びして、検事目線から「競争法。コンプライアンス」を解説するセミナーを企画しました。

神垣先生は、1973年に検事になった後、特捜部四天王の名のもとにリクルート事件やオウム事件の捜査に責任者として従事し、千葉・横浜両地検の検事正として京葉・京浜工業地帯の公害規制、最高検総務部長として裁判員裁判の制度作りにも取り組んできました。2007年には公正取引委員会の委員となり、去年から日比谷総合法律事務所に入所している方です。

ぜひ、実務の現場の最前線に長年従事してきた方から話を聞きましょう!

2月8日 13:30~
http://www.kinyu.co.jp/cgi-bin/seminar/250253om.html

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