2012年11月6日火曜日

クロスボーダーM&A

M&Aの最終目的とは

フリー・キャッシュ・フローの増大による企業価値と株主資本価値の増大を達成すること

M&Aはその目的を達成するための一手段なのです。

近年の長引く円高、ドルに対する円高だけでなくヨーロッパ市場もなかなかな回復しないことからユーロに対しても円高基調になりましたよね。(一時期ユーロが100円を割ったことでニュースが大騒ぎになったのを覚えてますか?)
それだけでなく、少子高齢化や景気停滞からくる国内需要の縮小などから海外に活路を見出そうと
海外企業を買収するクロスボーダー案件(IN-OUT案件)も増えてきました。
さらに東日本大震災後は天災リスクの分散も叫ばれるようになり、企業の海外進出ニーズは更に高まりました。

2011年の上半期のデータだけ見ても

OUT-IN 5859件
IN-IN 7458件
IN-OUT 31987件
(出展:情報センター Vol.65 November 2011)

クロスボーダーM&Aが圧倒的な数を示しているのがわかります。

これだけ見ると

おお~日本の海外進出が進んでるな~ますますグローバル化だな!
これだけ実際グローバル化が進んでいるのか!来るべき時に備えてわが社でも公用語を英語にしようかな?
そろそろ海外進出先を決めないと!

という感想を持つ方が多いかもしれません。
しかし!! 現状のクロスボーダーM&Aには大きな課題があります!

それは・・・・

日系企業は高値掴みをしていないか?

という指摘です。つまり、日系企業による買収価格が適正なものではなく、多く支払って損しているのでは?というものです。

せっかく更なる発展のため、活路を見出すためにクロスボーダーM&Aをしたのに、
その出発点で損をするなんて・・・・嫌ですね。

というわけで、当社では、適正な買収価格の判断の仕方高値掴みをしない価格戦略リスクを最小化するための戦略財務への影響などを考えるセミナーを企画しました。

興味がある方はどうぞお気軽にご参加ください。

11月13日 13:00~16:00 講師:国則祥夫先生
                         クロスボーダーM&Aの価格戦略                        ~買収価格の適正性判断のポイント~
                          http://www.kinyu.co.jp/cgi-bin/seminar/242171om.html

1.買い手にとっての価値と価格戦略

2.地域別価格戦略
(1)欧米のケース
(2)アジアのケース
      
3.ストラクチャリングとプライシング
   

4.暖簾のマネイジメント
   

5.質疑応答


https://www.facebook.com/keichoken

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