シェールガスとはガス田から採取される従来の燃料とは違う天然ガス資源であり、アメリカでは1990年代後半から新しい天然ガスとして注目されていました。
日本では311以降、原発稼働に赤信号がともり、新たなエネルギー資源として白羽の矢が立ち、一気に注目されてきました。
火力発電での燃料費で出費がかさむ東京電力がコストカットのためにアメリカからのシェールガスを割安で確保! というニュースを覚えている方も多いのでないでしょうか?
(http://jp.reuters.com/article/jpUSpolitics/idJPTYE91503J20130206)
(この時点では「確保」という表現でしたね・・・・まだ議会承認がとれていない頃の出来事なので・・・)
ちなみに、同じ会社と中部電力や大阪ガスもすでに契約していますよ!
環境にいい!と言われてきましたが・・・ 最近反対意見も学会でちらほら・・・ 結局どっちなんでしょう? |
そうして、シェールガス開発に各国が熱心に取り組むようになってきたのです!
(一部では加熱するシェールガス開発が急激な生産拡大を招き、結果として供給量が大きくなりすぎたことから価格低下を招くという問題も起こっていますが・・・・)
より低コストで生産できるような技術が確立されてから北米を中心に、開発・生産が進んでいましたが、これまでFTA締結国以外には輸出できないような措置が取られていました。
それが!なんと!
解禁!!!されたのです!
米政府がLNG輸出解禁、日本など非FTA締結国に
5月17日にエネルギー省がテキサス州・フリーポート社のLNGガス輸出を許可したのです!
カナダやオーストラリアなどの国もシェールガス開発の動きを強めており、今回の許可は競争激化が避けられない分野でアメリカの優位性を守るためのものとみられています。
実はこの決定に先立って、米上院では新しいエネルギー長官に天然ガス開発や原子力利用に前向きで低炭素社会を推進するアーネスト・モニツ氏が就任しました。
最近では、日本でも途上国に原子力の技術開発やエネルギー開発のための海外進出が目立っています。今回のこの解禁報道でもシェールガス関連株が大幅に上がりました。
エネルギー関連での日本企業の海外進出も勢いづいてくるのではないでしょうか?
さて、海外進出で気をつけたいことは山ほどあります・・・・『カルテル』もその一つです。
最近では途上国もカルテルについての法規制を整え始め、欧米についてはその処罰が厳格化する傾向にあります。
カルテルはその初期段階での動きがその後の会社の運命を握るとまで言われています。
国際カルテルにもなればなおさらです。
(一つの事件で複数から罰則くらいたくないですよね・・・・?)
そんなみなさんに国際カルテルの対応のためのセミナーを用意しました!
5月30日(木)午後2時30分~午後5時30分
国際カルテル摘発への日本企業の正しい対応法
~米欧当局に対して初動対応を誤ると取り返しがつかない!~
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講師:越知保見先生
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