演題:「カルテル防止のための実践的なコンプライアンス」
~ 海外子会社・海外拠点を含めたカルテル防止体制の構築や
当局対応の基本と実務~
講師: 川島佑介(かわしまゆうすけ)氏 柳田国際法律事務所 パートナー弁護士
元公正取引委員会事務総局審査局審査専門官
日時: 平成29年7月4日(火)午後1時30分~午後4時30分
セミナー概要:http://www.kinyu.co.jp/cgi/seminar/291255m.html
今回のセミナーでは独占禁止法における「違法な協調行動」を防止する実務対策とその概要について学ぶことができました。
独占禁止法における違法な協調行動とは自由競争市場ではあり得ない協調的行動を競争事業者間で行い、市場での競争を停止ないし回避することを指します。つまり、競合他社と価格の取り決めはもちろんのこと、地域、顧客に関することを話し合うと独占禁止法に抵触する恐れがあるのです。セミナーにいらっしゃっていた実務家の方々は、同業他社と情報交換をしなければならないときに法務部として,独占禁止法の観点からどのような指導をすべきかについて尋ねていらっしゃいました。
これに対し先生は営業には席を外させる、あるいは同席させるにしてもそこにいなければならない理由を必ず用意する、など具体的に答えていらっしゃるのが大変印象的でした。
いまいち学問として取り組むとピンと来ない独占禁止法と実務との結びつきが有機的に理解できるセミナーでした。
法学部4年 インターン
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