演目:初めての英文契約書実務 (全3回)
第3回 英文契約特有の考え方・理論編~日本との差の確認、トラブル事例でみる理論と実務~
日時:平成29年5月30日(火)午後1時00分~午後4時00分
赤坂ビジネスコンサルティング 代表
英文契約書翻訳者、企業国際取引コンサルタント
前回のセミナーは英文契約で用いられる12の一般条項に焦点を当てたものでしたが、今回は英文契約特有のものの考え方について学ぶことができました。
契約において言語が違うだけだから考え方の違いなどそれほど重要ではないと考えていた私にとっては多くの気づきを得られるものでした。
契約において英米と日本との一番の差異はなんでしょうか。
それは性善説にたつか性悪説にたつかという点です。長い間単一民族で一つの言語を使用し、島国で暮らしてきた日本人は前者に、たくさんの民族が共に暮らし、異文化に晒されることの多かったヨーロッパ人、アメリカ人は後者に則って契約書を作成します。
留意する事項が多くなるので英文契約書はおのずと長くなります。
このような根本的な考え方を念頭に置かずに、日本企業が海外企業と契約を締結したら結果はあまり良いものとは言えないはずです。
このような「英語」以前の背景にある価値観についてレクチャーを受けることができ、新たな視座を手に入れることができたように思います。
法学部4年 インターン
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